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ストップロス(Stop-loss/損切り注文)

要点 ストップロスは、価格が指定した水準まで下がるとポジションを売却する注文です。1回の取引で生じる損失を抑えることを目指します。

ストップロスとは、価格が事前に設定した水準まで下落したときに、資産を自動で売却する注文です。ここでは、トークンを保有するロングポジション向けの注文を扱います。ショートの場合は逆で、価格の上昇時に発動する買いの逆指値注文を使います。目的は、感情に左右される前に、許容できる損失の上限を決めておくことです。

中央集権型取引所では、逆指値注文は発動条件を満たすまで待機します。取引所によって、条件の判定には最終取引価格、マーク価格、複数市場の価格から算出したインデックス価格などが使われます。発動すると、その時点で取引可能な価格で売る成行注文か、指定価格以上でのみ売る指値注文になります。ストップ成行注文はほぼ確実に約定しますが、発動価格を下回ることがあります。一方、ストップ指値注文は売却価格を制限できますが、相場が指定価格を飛び越えて下落すると約定しないことがあります。

オンチェーンでは仕組みが異なります。DEXでのスワップは、誰かが署名済みトランザクションを送信して初めて実行されるため、Solana、BNB Chain、Base、Ethereum上のほとんどのDEXには、ストップロス機能が標準では備わっていません。一部のアグリゲーターやボットは、オフチェーンで価格を監視して売却を代行する条件付き注文を提供しています。事前に署名した承認や、注文を保持するスマートコントラクトを利用するため、ボットにウォレットの全面的な署名権限を渡す必要はありません。それでも、サービスが正常に稼働し続けることや、参照する価格情報の信頼性に依存しますし、付与した権限にも注意が必要です。

小規模なトークンで最大の問題になるのは流動性です。流動性の薄いプールでは、自分の売却だけで価格が大きく動き、発動価格を大幅に下回る価格で売却することがあります。ネットワークの混雑でトランザクションが遅れる場合もあり、ハニーポットのトークンではそもそも売却できず、ストップロスがまったく役に立たないこともあります。また、ボラティリティの高いトークンで損切り幅を狭くしすぎると、一時的なヒゲで注文が発動し、反発の直前に売却してしまうことがあります。

利用する前に、注文が実際にどこで管理されるのか、サービスがカストディ型か、どの価格を基準に発動するのか、スリッページ設定はどうなっているのかを確認しましょう。自分のポジションサイズとプールの流動性の厚みを比較し、まず少額でトークンを売却できることも確かめてください。ストップロスはリスクの抑制を目指すものであり、リスクをなくすものではありません。

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