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基礎

最大供給量(Max supply)

要点 最大供給量は、そのコインやトークンが存在し得る数量の上限です。プロトコルのルールやトークンのスマートコントラクトによって定められます。

最大供給量とは、その資産のルール上、存在し得るコインやトークンの数量の上限です。現在存在する数量ではなく、あくまで上限を示します。最もよく知られている例はBitcoinの2,100万BTCという上限で、これを超える発行を行うブロックをノードが拒否することで維持されています。

独自のブロックチェーンでは、上限はコンセンサスルールに組み込まれており、上限に達するまで所定のスケジュールで新しいコインが発行されます。上限を変えるにはルールの変更が必要ですが、ノードは新ルールの受け入れを拒否できるため、変更を試みるとネットワークが2つのチェーンに分裂する可能性が高くなります。Solana、BNB Chain、Base、Ethereum上のトークンでは、通常、上限はスマートコントラクト内の数値として設定されています。上限がまったくない資産もあり、その場合はインフレや無制限のミント関数によって供給量が増え続ける可能性があります。

供給量が重要なのは、どれだけ希薄化する可能性があるかを左右するためです。ただし、トークンが必ずしもプロジェクトの所有権を表すわけではない点には注意してください。トークンに付随する権利はプロジェクトが定めるもので、何の権利もない場合もあります。最大供給量は、価格に最大供給量を掛けて算出する完全希薄化後評価額にも使われます。時価総額とこの評価額に大きな差がある場合、供給量の多くがまだ流通していないことを意味しますが、そのすべてが市場に出ると決まったわけではありません。

上限が実際に強制されているかを確認しましょう。ブロックエクスプローラーでミント関数を探し、所有者が変更も回避もできない、コードに固定された上限が設けられているかを調べます。上限付きのミントは問題ありませんが、無制限にミントできたり、所有者が上限を書き換えられたりするなら、公表されている最大供給量は意味をなしません。ローンチ時に全量をミントしたこと自体も、上限の保証にはなりません。ミント権限が放棄されている場合など、追加発行が不可能であって初めて、その数量が上限として維持されます。情報集約サイトで、最大供給量、総供給量、流通供給量が混同されていないかも確認してください。

供給量の数字が大きいから割安、小さいから希少だとは考えないでください。1兆枚あって1枚あたりの価格がごく低いトークンが、100万枚のトークンより割安とは限りません。規模を示すのは時価総額です。

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