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セキュリティと詐欺

クジラ対策(Anti-whale)

要点 クジラ対策は、ウォレットの最大保有量や1回の取引量を制限し、特定の購入者による大量保有や大量売却を防ぐためのトークンコントラクトのルールです。

クジラ対策とは、1つのウォレットが購入、売却、保有できる数量を制限する、トークンコントラクトに組み込まれたルールです。大口保有者である「クジラ」がローンチ時に供給量を買い占めたり、1回の大量売却で価格を暴落させたりすることを防ぐ狙いがあります。

一般的な仕組みには、設定されたトークン数量を超える送金を拒否する1回あたりの取引上限と、残高が上限を超える送金を拒否するウォレット保有上限があります。保有上限は供給量の1〜2%に設定されることがよくあります。取引間にクールダウン時間を設けたり、売却数量に応じて売却税を引き上げたりするコントラクトもあります。通常、取引や管理を妨げないよう、流動性プール、オーナー、特定のアドレスは制限の対象外にされます。

購入者にとって、クジラ対策はローンチをより公平にし、スナイパーボットの動きを抑える効果が期待できます。1つのブロックで大量のトークンを確保できなくなるためです。一方、混乱の原因にもなります。上限を超えて購入が失敗したり、大量保有分を一度に売れず、分割して売却する必要が生じたりします。ボットや組織的なグループは、購入を多数のウォレットに分散して制限を回避することもよくあります。

落とし穴は、誰が設定を変更できるかです。オーナーがいつでも制限を変更できる場合、1回あたりの取引上限をほぼゼロまで下げ、他の保有者の売却を事実上止めながら、対象外のオーナーウォレットだけが自由に取引できてしまいます。コントラクトの設定変更関数を読み、どのアドレスが対象外かを確認しましょう。コード上で固定された制限や、オーナーが緩和・撤廃しかできない制限は、自由に厳しくできる制限よりもリスクが大幅に低くなります。

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