フィッシング(Phishing)
要点 フィッシングは、偽サイトや偽のメッセージ、偽サポートを使ってシードフレーズを聞き出したり、悪意あるトランザクションに署名させたりする詐欺です。
フィッシングとは、なりすましによって資産を盗む手口です。攻撃者はウォレット、取引所、プロジェクト、サポート担当者を装い、秘密情報を渡させたり、普段なら絶対に承認しないはずの操作を承認させたりします。暗号資産では、フィッシングが一度成功するだけで数秒のうちにウォレットが空になることがあり、送金は取り消せません。
よくある手口は、そっくりなドメインの偽サイト、クローンされたdAppへ誘導するスポンサー検索広告、偽サポートからのDM、乗っ取られたプロジェクト公式アカウントが投稿する「クリーム(請求)」リンク、エアドロップされたトークンから詐欺サイトへ誘導するものなどです。狙いはシードフレーズや秘密鍵、あるいは署名そのものです。具体的には、トークンのapprove、permit、またはウォレットドレイナーに資産を送るトランザクションへの署名です。
小型トークンのトレーダーは、新しいサイトに次々とウォレットを接続し、エアドロップやプレセールを追いかけ、詐欺師が潜む活発なチャットに参加するため、よく狙われます。ローンチの緊迫感や期間限定のクレーム枠といった焦りこそ、フィッシング犯が突いてくる点です。資産が流出してしまうと、訴え出られる相手はほとんどいません。
シードフレーズは、どのサイト、フォーム、チャットにも絶対に入力しないでください。正規のサービスが求めることはありません。普段使うサイトはブックマークし、DM、リプライ、広告のリンクはクリックしないようにしましょう。ウォレットが署名を求める内容をよく読み、無制限のapproveや意味の分からない署名は疑ってください。新しいサイトには別の使い捨てウォレットを使い、長期保有分はハードウェアウォレットに保管し、過去のトークン承認は定期的に確認して取り消しましょう。




