メインネット(Mainnet)
要点 メインネットは、ブロックチェーンの本番ネットワークです。テストネットと異なり、手数料を実際のコインで支払い、トークンにも現実の価値があります。
メインネットはブロックチェーンの本番ネットワークで、トランザクションが実際の経済的な影響を持ち、トークンに現実の価値がある環境です。Ethereum、Solana、BNB Chain、Baseには、それぞれメインネットがあります。「Solana上のトークン」と言う場合、特に断りがなければSolanaのメインネットを指します。
仕組みとしては、メインネットはノードとバリデーターで構成されるネットワークで、トランザクションの順序について合意し、それをブロックに記録します。手数料はETH、SOL、BNBなど、そのチェーンのネイティブコインで支払います。トランザクションがブロックに取り込まれた後、サポートチームに頼んで取り消してもらうことはできません。ただし、承認とファイナリティは別です。多くのチェーンでは、承認直後のトランザクションがチェーンの再編成によって取り消される可能性があり、追加のブロックが積み重なるか、明示的な確定処理を経て初めて、事実上変更できなくなります。大規模なハッキングなどの際に、コミュニティが調整してロールバックやフォークを行ったまれな例はありますが、それを当てにしてはいけません。
対照的なのがテストネットです。同様のソフトウェアで動きますが、コインはフォーセットから無料で配布され、通常は金銭的価値を持たせることを想定していません。そのため、開発者は資金を失うリスクなしに実験できます。テストネットでは誰でも好きな名前でトークンをデプロイでき、実在するティッカーと同じものも作れます。プロジェクトが「メインネットにデプロイする」と言う場合、コントラクトや独自チェーンが、実際の資金を扱う本番運用に移ることを意味します。コードにバグがないという意味ではありません。また、別のチェーンから移行してローンチする場合は、トークンの交換や移行が伴うこともよくあります。
送金や承認をする前に、ウォレットがどのネットワークに設定されているか確認してください。多くのEVMチェーンは同じアドレス形式を使っているため、間違ったネットワークで送った資金は、回収が難しいか、不可能になることがあります。コントラクトアドレスはプロジェクトの公式サイトや確認済みの公式チャネルから取得し、対象チェーンのブロックエクスプローラーで照合してください。チャットやスクリーンショットに貼られたアドレスは、安易に信用しないようにしましょう。
メインネットで稼働しているからといって、そのトークンが安全とは限りません。チェーンが正常に動いていても、トークンのコントラクト自体が詐欺である可能性があります。同じ名前やティッカーを使う偽トークンは、メインネットにも存在します。トークンを販売しながらメインネットの開始日を何度も延期するプロジェクトには注意が必要です。稼働するネットワークがない段階での購入は、約束に賭ける行為だからです。




