最高値(ATH / All-time high)
要点 最高値(ATH)とは、トークンが取引開始以来つけた最も高い価格のこと。将来の予測ではなく、あくまで基準点です。
最高値(All-time high、ATH)とは、トークンが取引開始以来つけた最も高い価格のことです。測り方は2通りあり、一瞬のヒゲを含めた任意の時点での最高価格と、日足終値ベースの最高値があります。チャートサイトによってどちらを表示するか、どの取引所やプールからデータを取得するかが異なるため、同じトークンでもソースによってATHが違うことがあります。
DEX(分散型取引所)で取引されるトークンの場合、ATHはプール内の取引から算出されます。流動性の薄いプールに大口の買いが一発入るだけで数秒間価格が跳ね上がり、ほぼ誰も売れなかった水準で新たなATHが記録されることがあります。また、トラッキングサイトが低流動性ペアの異常なティックを記録してしまうこともあり、表示されたATHが実際に取引可能だった価格をはるかに上回っている場合もあります。
ATHは主に基準点として意味を持ちます。トレーダーはATHを使ってドローダウン、つまりピークから価格がどれだけ下落したかを測ります。ATHから90%下落したトークンは、元の水準に戻るだけで10倍が必要です。だからこそ、大きなドローダウンはそれだけで割安とは言えません。価格が過去のATHを上抜けると、それ以前に買った人は誰も含み損を抱えていないため、建値で売ろうと待っているホルダーがいません。トレーダーがATHブレイクに注目するのはこのためです。
ATHを何かの約束と受け取ってはいけません。数か月前に高値をつけ、その大半を失ったトークンには、関心の低下、初期ホルダーによる大量売り、トークンのアンロックといった理由があるのが普通です。新規上場トークンは、スナイパーや初期の買い手が薄い流動性の中で価格を動かす最初の数分〜数時間のうちにATHをつけ、その後は下落トレンドになることがよくあります。
ATHをうたう情報を見たら、3つの点を確認しましょう。ピーク時の出来高と流動性を見て、その価格帯で本当にまとまった量が取引されたかを確かめること。ミント、バーン、アンロックによって供給量は変わるので、価格ではなく時価総額で比較すること。そして、新高値を祝う投稿をうのみにせず、自分でチャートを確認することです。




